ニューバランスのインソール全種類比較!選び方とサイズ感を解説

ニューバランスのスニーカーと、その中に挿入される赤い機能性インソールのイメージ画像 選び方・比較

ニューバランスのスニーカーを履いていて「もっと履き心地を良くしたい」「立ち仕事で足が疲れるからインソールを変えてみたい」と考えたことはありませんか。そう思って調べ始めると、RCP280やRCP150、さらには新作など種類の多さに驚き、結局どれを選べば自分に合うのか迷ってしまいますよね。実は私自身、インソールを変えただけで劇的に歩きやすさが変わり、足の疲れが軽くなった経験があります。この記事では、インソールごとの違いや目的別の選び方を、私の体験談も交えながらわかりやすく解説します。

  • 人気モデルの違いと目的別の選び方がわかる
  • スニーカーサイズに合わせた正しいサイズ選びができる
  • 失敗しないインソールの切り方と調整のコツがつかめる
  • 長持ちさせるための手入れ方法と交換時期を知れる

ニューバランスのインソール選び方と種類

ニューバランスのインソールにはいくつかの種類があり、それぞれ「グリップ力」や「クッション性」、「軽さ」などの特徴が異なります。ここでは、代表的なモデルを比較しながら、あなたの悩みや目的にぴったり合う一枚を見つけるためのヒントをご紹介します。

豊富な種類の違いを徹底比較

まずは、現在主流となっているニューバランスのインソール主要モデルの違いを整理してみましょう。型番が似ているので混乱しやすいですが、それぞれの得意分野を知ると選びやすくなりますよ。

特に人気のある5つのモデルについて、それぞれの特徴を以下の表にまとめました。

RCP280、RCP150、RCP130、RCP900、LAM55634の各モデルの特徴と推奨ユーザーをまとめた比較チャート

モデル名 主な特徴 おすすめな人
RCP280 (サポーティブリバウンド) 最強のグリップ力と反発性。 ガッチリ足を支える。 スポーツをする人 高性能を求める人
RCP150 (サポーティブクッション) 程よいクッションと安定感。 表面がサラサラ。 立ち仕事の人 脱ぎ履きが多い人
RCP130 (ライトウェイト) とにかく軽い(片足約13g)。 柔らかい履き心地。 靴を軽くしたい人 硬い感触が苦手な人
RCP900 (レザーインソール) 表面が天然皮革(豚革)。 吸湿性が高い。 革靴やブーツに入れる人 ビジネスシューズ
LAM55634 (ハイリバウンディング) 高い反発力とクッション性。 アーチサポートが低め。 扁平足気味の人 バネのような感覚が欲しい人

ポイント: 型番の数字が大きいほど「高性能・高価格」というわけではありません。例えばRCP280とRCP150は数百円の差ですが、性能の優劣というよりは「グリップ重視か、扱いやすさ重視か」という好みの差になります。

おすすめで人気の高いモデルを紹介

私が特におすすめしたいのは、やはり一番人気のRCP280(サポーティブリバウンドインソール)ですね。 このモデルの最大の特徴は、表面に使われている「ナノフロント」という素材です。髪の毛の7500分の1という超極細繊維でできていて、指で触ると少し引っかかるような摩擦感があります。

この摩擦力が靴の中で足がズレるのを防いでくれるので、歩くたびに無駄な踏ん張りが不要になり、結果として足が疲れにくくなるんです。

この「ナノフロント」は帝人フロンティア株式会社が開発した素材で、極細繊維が大きな摩擦力を生み出し、強力なグリップ力を発揮することが証明されています(出典:帝人フロンティア株式会社『ナノフロント®』)。この技術のおかげで、靴と足が一体化したような感覚が得られるわけですね。

滑りを防ぐ超極細繊維「ナノフロント」の拡大図と、踵を支える「TPUスタビライザー」の構造解説図

裏面には「TPUスタビライザー」という赤いプラスチックパーツが付いていて、これが踵から土踏まずをしっかり支えてくれます。グラつきを抑えてくれるので、長時間歩いても安定感が続きます。

一方で、「靴の脱ぎ履きが多い」という方には、あえてRCP150をおすすめすることもあります。RCP280はグリップが良すぎて、脱ぐときに靴下まで一緒に脱げそうになることがあるんですよね。日常使いなら、表面がサラッとしているRCP150の方がストレスフリーかもしれません。

立ち仕事でも疲れない選び方

販売員さんや警備員さんなど、長時間の立ち仕事で「足が棒になる」という悩みをお持ちの方には、断然RCP150RCP280がおすすめです。

「疲れない=柔らかいクッション」と思われがちですが、実は逆なんです。 あまりにフワフワしすぎていると、体はバランスを取ろうとして無意識に足の筋肉を使い続けてしまいます。立ち仕事の疲労を軽減するには、「骨格を支えてくれる硬さ」が必要です。

柔らかすぎるクッションと、骨格をしっかり支えるインソールの違いによる足への負担を比較したイラスト

RCP150と280に搭載されているTPUスタビライザー(プラスチックの補強パーツ)は、疲れて落ちてきそうになる土踏まず(アーチ)を下から支えてくれます。これがあるおかげで、長時間立っていても足の構造が崩れにくく、夕方のむくみや疲れ方が全然違ってくるんですよ。

コストパフォーマンスを重視するならRCP150、より強力な反発力でキビキビ動きたいならRCP280という選び方が良いかなと思います。

扁平足に合うアーチサポート

扁平足(土踏まずが低い)の方は、インソール選びに少し注意が必要です。 人気のRCP280はアーチサポートがしっかりしている分、扁平足の方が履くと「土踏まず突き上げられて痛い」「青竹踏みをしているみたい」と感じてしまうことがあります。

そこでおすすめなのが、新しく登場したLAM55634(ハイリバウンディングインソール)です。

LAM55634の特徴 このモデルは、RCP280に比べてアーチサポートの高さが少し低めに設計されています。そのため、扁平足気味の方でも圧迫感を感じにくく、マイルドに足を支えてくれます。

アーチサポートが高いRCP280と、低めに設計されたLAM55634の形状比較図

もし「近くに売っていない」「もう少し安く済ませたい」という場合は、RCP150から試してみるのも良いでしょう。RCP280よりは当たりが柔らかいので、インソール初心者の方でも馴染みやすいかなと思います。最初は短時間の使用から始めて、徐々に足を慣らしていくのがコツですね。

ランニングなどのスポーツでの効果

スポーツ時の激しい動きによる足のズレを防ぐナノフロントと、着地衝撃を緩和するABZORBの機能説明図

ランニングやテニス、ジムでのトレーニングに使うなら、迷わずRCP280を選んでください。 スポーツ時は、急な方向転換や踏み込みで、靴の中で足が数ミリ単位でズレています。このズレがエネルギーのロスに繋がり、爪が靴に当たって黒くなる原因にもなります。

RCP280の強力なグリップ力は、足を靴に「ロック」してくれるような感覚です。 地面を蹴る力が逃げずに伝わるので、走りが軽く感じられますし、靴の中で足が遊ばないので、靴擦れや爪のトラブルも減りました。

SSサイズから2XLサイズまで、ニューバランスのインソールとスニーカーサイズの対応一覧表

踵部分にはニューバランス自慢の衝撃吸収素材「ABZORB(アブゾーブ)」が入っているので、着地の衝撃もしっかり和らげてくれます。私自身、ジョギングシューズには必ずこれを入れていますが、一度使うと標準のインソールには戻れません。

ニューバランス製インソールの活用とケア

自分に合うインソールが見つかったら、次はサイズ選びやお手入れの方法を押さえておきましょう。長く快適に使うためのちょっとしたコツをシェアします。

失敗しないサイズ感と選び方のコツ

 

インソールを買う時、「自分の足の実寸」で選ぶのか、「スニーカーのサイズ」で選ぶのか迷いますよね。 結論から言うと、「入れる予定のスニーカーのサイズ」に合わせて選ぶのが正解です。

ニューバランスのインソールは以下のようなサイズ展開になっています。

 

  • SS (XS): 21.5 – 22.5 cm
  • S: 23.0 – 24.0 cm
  • M: 24.5 – 25.5 cm
  • L: 26.0 – 27.0 cm
  • XL (O): 27.5 – 28.5 cm
  • 2XL (XO): 29.0 – 30.0 cm

注意点 例えば、足の実寸は26.5cmだけど、ゆとりを持って27.5cmのスニーカーを履いている場合、インソールは「XL(27.5-28.5cm)」を選んでください。

なぜかというと、インソールのサイズによって「アーチサポート(土踏まずの盛り上がり)」の位置が違うからです。小さいサイズを選ぶと、靴の中でインソールが泳いでしまうだけでなく、せっかくのサポート位置が足とズレてしまい、効果が半減してしまいます。

「大は小を兼ねる」の精神で、迷ったら大きいサイズを選んでカットして調整するのが鉄則です。

正しい切り方でジャストに調整

元のインソールを取り出し、重ねて線を引き、線に沿ってカットするまでの手順を描いたイラスト

ニューバランスのインソールは、基本的に「カットして微調整する」ことを前提に作られています。面倒くさがらずに、以下の手順でカットしましょう。

  1. まず、スニーカーに入っている「元々のインソール」を取り出します。
  2. 買ってきた新しいインソールの上に、元のインソールを重ねます。
  3. この時、踵(かかと)の位置をぴったり合わせるのが最重要ポイントです!
  4. つま先のはみ出ている部分にボールペンなどで線を引きます。
  5. ハサミで線に沿ってカットします。

コツとしては、最初は線よりも1〜2mm外側(大きめ)に切ることです。「大は小を兼ねる」で、大きければ後で削れますが、切りすぎると靴の中で動いてしまい取り返しがつきません。

また、ハサミの刃を少し斜めに入れて、断面がなだらかになるように切ると、指先への当たりがソフトになりますよ。少しずつ切って、靴に入れて確認しながら調整するのが失敗しない秘訣です。

996や574など靴との相性

「CM996」や「ML574」といった定番モデルとの相性も気になりますよね。 私が実際に試してみた感覚をお伝えします。

CM996の場合

細身のCM996とゆとりのあるML574にインソールを入れた際のフィット感の違いを表した透視イメージ

996は細身で甲が低いデザイン(SL-1ラスト)です。ここに厚みのあるRCP280などを入れると、少し甲の部分が窮屈に感じることがあります。その場合は、靴紐を少し緩めて調整すると良いでしょう。逆に、フィット感が増して「踵の浮き」が気にならなくなるメリットもあります。

ML574の場合

574は元々ポッテリとしていて内部にゆとりがあるデザイン(SL-2ラスト)です。そのため、しっかりした厚みのRCP280を入れても窮屈感は少なく、むしろ隙間が埋まってホールド感が良くなる相性の良さを感じました。

もちろん、ニューバランス以外のスニーカーや革靴、ブーツにも使えますが、元々インソールが外れないタイプの靴に重ねて入れると、かなりきつくなるので注意してくださいね。

正しい洗い方と手入れの方法

洗濯機使用禁止のマークと、陰干しやアルコール除菌シートによる正しいケア方法のアイコン

お気に入りのインソールを清潔に保つために、正しいお手入れ方法も知っておきましょう。 まず、洗濯機で洗うのはNGです。激しい水流や脱水で、表面の布が剥がれたり、ベースの素材が変形したりする恐れがあります。

 

基本的には、帰宅したら靴から出して陰干しするだけで十分です。 特にRCP280のような高機能繊維(ナノフロント)を使っているものは、汚れが気になったらアルコール除菌シートで表面を拭き取るのがおすすめです。これなら乾燥も早いですし、素材を傷めずに清潔を保てます。

もし臭いや汚れがひどい場合は、中性洗剤(エマールなど)を溶かしたぬるま湯で、優しく手洗い(押し洗い)してください。ブラシでゴシゴシ擦ると表面の繊維を傷めてしまうので、スポンジなどで優しく洗うのがポイントです。その後は、直射日光を避けて風通しの良い日陰でしっかり乾燥させましょう。

交換時期や寿命のサインを見極める

インソールの摩耗、布の破れ、プラスチックパーツの亀裂など、交換が必要な劣化状態を示したイラスト

インソールはずっと使えるものではなく、消耗品です。 使用頻度や体重にもよりますが、一般的には6ヶ月〜1年くらいが交換の目安と言われています。

以下のようなサインが出たら、交換時期かなと思います。

  • 新品の時より明らかに薄くなり、クッション性がなくなった(ヘタリ)。
  • 親指や踵の部分の布が破れてきた。
  • 裏面のプラスチックパーツ(スタビライザー)に亀裂が入った。

ヘタって潰れたインソールを使い続けると、足が傾いた状態で固定されてしまい、かえって足を痛める原因になりかねません。「最近、また足が疲れるようになってきたな」と感じたら、新品への交換を検討してみてください。新しいインソールに変えた瞬間の「足が喜ぶ感覚」は、何度味わっても良いものですよ。

ニューバランスのインソールまとめ

スポーツ、立ち仕事、ビジネス、扁平足など、目的別に最適なインソールモデルを提案するまとめチャート

ニューバランスのインソールは、単なる中敷きではなく、足の機能をサポートしてくれる頼もしいアイテムです。 最後に選び方のポイントをまとめておきます。

  • スポーツや高性能を求めるならRCP280
  • 立ち仕事や日常使いでコスパ重視ならRCP150
  • 扁平足で痛みが心配ならLAM55634
  • 革靴やブーツの履き心地アップならRCP900

たった数千円で、手持ちのシューズがまるで別物のように快適になります。ぜひご自身のライフスタイルに合った一枚を見つけて、その歩きやすさを体感してみてくださいね。正確な情報は公式サイトをご確認ください。

タイトルとURLをコピーしました