ジム用トレーニングシューズ決定版!選び方と目的別おすすめ

選び方・比較

こんにちは!スポーツシューズNAVIの運営者、Fです。

これからジムに通い始めるぞ!と意気込んでいる時、「トレーニング シューズ ジム」で検索すると、本当にたくさんのシューズが出てきて悩みますよね。特に初心者の方にとっては、まず何を選んだらいいか、その選び方自体が難しいかもしれません。

「筋トレ用とランニングシューズの違いって何?」「室内専用じゃないとダメ?外履きとの兼用はマナー違反?」、あるいは「メンズやレディースのおすすめモデルが知りたい」など、疑問は尽きないかなと思います。

ナイキのような人気ブランドも気になるし、最初は安い高コスパモデルで十分なのか、買った後のシューズの寿命や洗い方まで、気になるポイントは多いですよね。

この記事では、そんなジム用トレーニングシューズに関する疑問をスッキリ解決できるよう、基本的な選び方のポイントから、目的別のおすすめまで、しっかりまとめてみました!

  • ジム用シューズの基本的な選び方とチェックポイント
  • 筋トレ用とランニングシューズの決定的な違い
  • 筋トレ・ランニング・スタジオなど目的別のおすすめ
  • シューズの寿命やお手入れ方法などの素朴な疑問

失敗しないトレーニング シューズ、ジムでの選び方

まずは基本の「キ」ですね。ジムで使うトレーニングシューズを選ぶときに、最低限チェックしておきたいポイントをまとめました。特にサイズ感や、ランニングシューズとの違いは重要なので、しっかり押さえておきたいところです。

ジム用シューズの基本的な選び方

シューズ選びで一番大切なのは、何と言っても「フィット感」です 。どんなに高機能なシューズでも、サイズが合っていないとトレーニング中に足がズレてしまい、力が逃げたり、最悪の場合はケガの原因になったりもします 。

その上で、「グリップ力」や「通気性」といった機能面もチェックしていきましょう。

① フィット感とサイズ選び

試着するときのポイントをまとめてみますね。

試着のチェックポイント

  • 試着は「夕方」がベスト:足は1日の活動でむくむので、一番大きくなった状態に合わせるのがおすすめです 。朝と夕方ではサイズが変わることもありますからね。
  • つま先の余裕:指が動かせる程度、実測値プラス0.5cm〜1.0cmほどの余裕を持たせるのが一般的です 。
  • かかとの固定感(ホールド力):かかとが浮いたり、ずれたりせず、しっかりホールドされているか確認しましょう 。特に横の動きや踏ん張る動作で重要です。
  • 横幅(ワイズ):サイズ表記は主に「縦」の長さ。日本人は横幅が広い傾向があるので、縦が合っていても横がキツくないかも重要です 。

② グリップ力と安定性(ホールド力)

ジムの床は、フローリングやラバーマットなど、意外と滑りやすいこともあります。特にウェイトトレーニングで踏ん張る時や、スタジオで素早く切り返す時に、靴底が床をしっかり掴む「グリップ力」は安全のために不可欠です 。

また、シューズが足をがっちり固定してくれる「ホールド力(安定性)」も大切。シューズの中で足がグラつくと、力が逃げてしまいパフォーマンスが落ちるだけでなく、捻挫などのケガにもつながりかねません 。

③ 通気性と軽量性

ジムは空調が効いていても、トレーニング中はかなり汗をかきます。足も例外ではなく、蒸れやすい状態になりますよね。メッシュ素材 やニット素材など、「通気性」の良いシューズを選ぶと、不快感を減らして快適さが続きます 。

また、「軽量性」も疲労感に関わってきます。特にランニングやスタジオレッスンでは、シューズが軽いほうが足運びがスムーズになり、長時間の運動でも疲れにくくなりますよ 。

初心者向けオールラウンドモデル

ジムに通い始めたばかりの初心者の方で、「まず何を買えばいいか分からない…」という場合は、「オールラウンド(万能)タイプ」がおすすめです 。

このタイプは、軽い筋トレに必要な「安定性」や「グリップ力」 、ランニングマシンで必要な「クッション性」 など、ジムでの様々な活動に必要な機能がバランス良く備わっているのが特徴です 。

「ジムで何をメインにやるか、まだ決まっていない」「筋トレもランニングも色々試してみたい」という方には、このオールラウンドタイプが最初の大きな失敗を防いでくれます 。

ナイキの「エア マックス アルファ トレーナー」や、ニューバランスの「NB minimus Training MXMTR」などが、このカテゴリに入ることが多いですね。

オールラウンドモデルの注意点

このタイプはあくまで「広く浅く」対応できるのが魅力です。トレーニングが習慣化し、「もっと重いウェイトを扱いたい」「もっと長く走りたい」といった専門的な目標が出てくると、今度は「中途半端」に感じてしまう可能性もあります。その時が、次のステップとして専門的なシューズ(筋トレ用やランニング用)に買い替えるタイミングですね 。

筋トレとランニングシューズの違い

これはジム用シューズ選びで最も重要なポイントかもしれません。ジムにランニングシューズを持ち込む方は多いんですが、実はトレーニング内容によっては危険なんです 。

両者の設計思想は、ハッキリ言って「真逆」です。

  • ランニングシューズ
    「前へ走る」ことに特化しています。着地の衝撃を吸収し、推進力に変えるため、ソールは「厚く」「柔らかく(高クッション)」できています 。
  • 筋トレ(ウェイト)シューズ
    「地面を踏ん張る」ことに特化しています。スクワットなどで重い重量を支えるため、ソールはあえて「薄く」「硬く」「フラット」に設計され、安定性を最優先しています 。

この「クッション性(柔らかさ)」と「安定性(硬さ)」は、両立が難しいんです。以下の表で違いをイメージしてみてください。

トレーニングシューズとランニングシューズの機能比較
特性 筋トレ向けシューズ ランニング向けシューズ
主な特徴 安定性とグリップ力が最優先 クッション性や衝撃吸収性に優れる
ソールの硬さ 硬いミッドソール、フラットな形状 柔らかいソール
ソールの厚さ 薄い・フラット(安定性重視) 厚い傾向(クッション性重視)
クッション性 低い(力を地面に伝えやすくする) 非常に高い(衝撃を吸収する)
適した運動 スクワット、デッドリフト トレッドミル、長時間の有酸素運動

NG例:ランニングシューズでの筋トレ

フカフカのクッションが特徴のランニングシューズでスクワットをすると、足元が沈み込んで不安定になります。例えるなら、布団の上で重い荷物を持とうとするようなものです。フォームが崩れ、膝や腰を痛める原因になるので注意が必要ですね 。

逆に、筋トレ用の硬いシューズで長時間ランニングマシンを走ると、クッション性が無いため足腰への負担が大きくなります 。自分のメインの活動に合わせて選ぶことが本当に大切です。

室内専用?外履きとの兼用は?

「ジムに持っていく靴、外で履いているスニーカーと兼用でもいい?」と悩む方もいるかもしれません。

結論から言うと、「室内専用(内履き)」のシューズを別途用意することを強くおすすめします。

これは単なる「マナー」の問題だけじゃありません 。多くのジムでは、施設を清潔に保つために「外履きと室内履きを分ける」ことをルール化しています 。

① 衛生・マナー面

当然ですが、外で履いた靴には土、砂、泥、雨水、あるいは目に見えない汚れがたくさん付着しています。それを、皆が共有するジムの床(特にストレッチマットやスタジオの床)に持ち込むのは衛生的によくないですよね。

② 安全・機能面

外履きでアスファルトなどを歩いていると、靴底は摩耗してすり減っていきます。そうなると、室内で本来発揮されるはずのグリップ力が低下している可能性があります 。また、ソールの溝に小石が挟まったままだと、スタジオの床を傷つけたり、それが原因で滑って転倒したりする危険もあります。

そもそも、多くのフィットネスシューズは「室内用シューズ」として、ジムの床に最適化されたソール素材やパターンで設計されているんです 。安全と快適さ、そしてジムのルールを守るためにも、ジム用シューズは「室内専用」として分けるのがベストだと思います。

シューズの寿命と洗い方

お気に入りのシューズ、どうせなら長く使いたいですよね。寿命と基本的なお手入れ方法も押さえておきましょう。

シューズの寿命と買い替え時期

シューズの寿命は、「何年」というより「状態」で判断するのが正解です。使用頻度、トレーニング内容(高重量の筋トレか、ランニングか)、体重によって消耗の速さは全然違ってきますからね 。

以下のようなサインが現れたら、買い替えの検討時期かもしれません。

買い替えのサイン

  • ソールの溝がすり減って、ツルツルになってきた(グリップ力の低下)。
  • (ランニング系)ミッドソール(靴底の中間層)に深いシワが寄ったまま戻らない。着地時に硬さを感じるようになった(クッション性の低下)。
  • (筋トレ系)アッパー(甲の部分)が伸びたり、かかとが潰れたりして、踏ん張った時に足がズレる(ホールド感の低下)。
  • アッパーに穴が空いたり、縫い目がほつれたりしてきた。

シューズのお手入れ・洗い方

お手入れ(洗い方)については、汗をかいた後、ジムバッグに入れっぱなしにするのは絶対にNGです。湿気で雑菌が繁殖し、臭いの原因になりますし、素材(特に接着剤)の劣化も早まります。

基本は、使用後にインソール(中敷き)を抜いて、風通しの良い場所で「陰干し」して湿気を飛ばすことです 。これだけでも、かなり違います。

汚れや臭いが気になって本格的に洗う場合は、以下の手順がおすすめです。

  1. 靴紐とインソールを外し、これらは別途手洗いします。
  2. シューズ用洗剤と柔らかいブラシで、アッパーの汚れを優しく落とします。
  3. 洗剤が残らないよう、水ですすぎます(長時間の水漬けは避けたほうが良いかも)。
  4. タオルなどで水分をできるだけ拭き取ります 。
  5. 形を整え(新聞紙などを詰めると型崩れ防止と吸湿になります)、風通しのよい場所で「陰干し」で完全に乾燥させます 。

より詳しいスニーカーの洗い方については、「スニーカーの基本的な洗い方と手順」の記事でも解説しているので、よければ参考にしてみてください。

お手入れのNG行為

シューズを早く乾かしたいからといって、洗濯機や乾燥機、ドライヤーの熱風で乾かすのはNGです。また、直射日光に当てるのも避けましょう。熱や紫外線は、素材の変形、変色、接着剤の剥がれを引き起こし、シューズの寿命を著しく縮めてしまいます。

目的別トレーニング シューズ、ジムでのおすすめ

ここからは、もう少し具体的に「あなたの目的ならコレ!」というタイプを掘り下げてみます。筋トレメインなのか、ランニングメインなのかで、選ぶべきシューズは全く変わってきます。人気ブランドの傾向も紹介しますね。

筋トレ向けおすすめシューズ

スクワットやデッドリフトなど、フリーウェイトをしっかりやりたい方。こういう筋トレがメインなら、最優先すべきは「安定性」と「グリップ力」です 。

前述の通り、クッション性はむしろ邪魔になるため、ソールは「薄く・硬く・フラット」なモデルを選びましょう 。足裏全体で地面をガッチリ掴む感覚が重要です。

このタイプは、「ウェイトトレーニングシューズ」や「クロスフィットシューズ」と呼ばれることが多いですね。かかと部分が特に頑丈に作られていたり、重さで沈み込まないような硬い素材(プレート)が入っていたりします 。

足元が安定すると、力が逃げずに地面に伝わるため、正しいフォームを維持しやすくなります 。本格的にウェイトトレーニングに取り組むなら、この専用シューズがあるかないかで、扱える重量やフォームの安定感が全然違ってくると思いますよ。筋トレ用のギアについて興味がある方は、「筋トレ効率を上げるおすすめギア紹介」の記事も覗いてみてください。

ランニングマシン用のおすすめ

ジムでは筋トレはあまりせず、トレッドミル(ランニングマシン)でのウォーキングやランニングがメイン、という方も多いですよね。

この場合は、筋トレとは逆に「クッション性」と「軽量性」を最優先します 。

長時間の走行による足や膝への負担を軽減するため、ソールは「厚め」で「柔らかい」、衝撃吸収性に優れたモデルが適しています 。

これはもう「ランニングシューズ」のカテゴリから選ぶのが正解ですね 。アシックスの「GEL-KAYANO(ゲルカヤノ)」 や「GT-2000」 、ミズノの「ウエーブライダー」 、ナイキの「ペガサス」 など、各ブランドがクッション性に定評のある定番モデルを出しています。

ランニングシューズ選びについては、「アシックス ランニングシューズ初心者の女性が選ぶべき理由」でも詳しく解説していますので、ランニングメインの方はぜひ。

レディース・スタジオ向けおすすめ

レディースモデルを探している方で、特にダンス、エアロビクス、Zumba(ズンバ)といったスタジオレッスンがメインの場合、また違った機能が求められます。

スタジオレッスンは、前後左右への素早いステップ、ジャンプ、ターン(回転)など、非常に複雑な動きが多いのが特徴です 。

そのため、シューズには以下の機能が必要になります。

① 横移動のサポート力とグリップ力

サイドステップなどで足がシューズ内でズレないよう、側面がしっかりサポートされていることが重要です 。また、床をしっかり捉えるグリップ力も必須です 。

② 柔軟性(屈曲性)とクッション性

ダンスのステップやターンの動きを妨げないよう、ソールがしなやかに曲がる「柔軟性」が求められます 。同時に、ジャンプの着地衝撃を和らげる「クッション性」も疲労軽減のために必要です 。

この用途では、足首の安定性を高めるために「ハイカット」のモデルも人気がありますね 。デザインも豊富なので、「フィットネスシューズ」や「スタジオ用」と明記されているモデルから選ぶのが確実です 。

メンズ向け人気ブランド(ナイキ等)

メンズモデルでは、やはりパフォーマンスを重視したブランドが人気ですね。特にジム用として名前が挙がるのは「ナイキ」と「リーボック」かなと思います。

ナイキ (Nike)

ナイキは、筋トレガチ勢からランナーまで、ラインナップが本当に豊富です。ジム・トレーニング用として特に有名なのは「メトコン」シリーズですね。(出典:Nike.com JP トレーニング&ジム シューズ

    • メトコン (Metcon) シリーズ:
      ナイキのトレーニングシューズの代表格 。特にウェイトリフティングやクロスフィットに最適化されていて、かかと部分に内蔵された「Hyperliftプレート」が重い重量でも沈み込まず、抜群の安定性を発揮します 。筋トレメインならコレ、という方も多いですね 。
    • フリー メトコン (Free Metcon) シリーズ:
      メトコンの「安定性」と、ナイキ フリーの「柔軟性」を融合させたハイブリッドモデル 。筋トレも有酸素運動もバランスよくやりたい方に向いています。柔軟性が高いので、プライオトレーニング(ジャンプ系)などにも対応しやすいです 。
    • エア マックス アルファ トレーナー (Air Max Alpha Trainer) :
      かかとに「Max Airユニット」を搭載しクッション性を確保しつつ、フラットで幅広のソールで安定性も両立させた、初心者向けのオールラウンドモデルです 。

リーボック (Reebok)

リーボックもフィットネスシューズの老舗で、特に「クロスフィット」界隈で絶大な支持を得ています。

  • Nano (ナノ) シリーズ:
    ナイキのメトコンと人気を二分する、リーボックの定番トレーニングシューズです 。クロスフィットトレーニングで求められる、リフティングの安定性から短距離のラン、ジャンプまで、多様な動きに対応できる多機能性と高い耐久性が魅力です 。

その他のブランド

もちろん、他のブランドも優れたシューズを出しています。アディダス(Adidas)は「Dropset(ドロップセット)」のような筋トレ特化モデルがありますし、アシックス(Asics) やミズノ(Mizuno) は、特にランニングマシン用シューズとして高い技術力を持っています。

安い高コスパモデルのおすすめ

「とはいえ、続くかどうかわからないし、最初は安いシューズで試したい…」という気持ち、すごく分かります。

探してみると、3,000円台~5,000円台でも、ジムでの使用に十分な機能を持った、コストパフォーマンスの高いモデルもたくさん見つかります 。

この価格帯のモデルは、多くが「オールラウンド」な設計になっていて、ジムでの基本的な運動(軽い筋トレ、有酸素運動)に対応できるものが多いですね。選ぶ際は、何を少し重視するかで決めると良いかもしれません。

  • クッション性重視:ソールにエアクッションなどを搭載し、衝撃吸収性を高めたモデル 。
  • 通気性重視:アッパーが総メッシュ素材で、蒸れを軽減することに特化したモデル 。
  • 柔軟性重視:ストレッチ素材などを使用し、足にフィットしやすいモデル 。

もちろん、安いモデルを選ぶ場合、高価格帯の専用シューズに比べると「専門性」(例:高重量を支える安定性)や「耐久性」は一歩譲るかもしれません。ですが、週1回程度の軽い運動が中心であれば、こういった高コスパモデルから始めてみるのは賢い選択だと思います 。

最適なトレーニング シューズでジム効果を最大化

ここまで、トレーニング シューズをジムで使うための選び方や、目的別のおすすめについてお話ししてきました。

ジムでのトレーニングというと、ついウェアやマシンに目が行きがちですが、地面と身体をつなぐ唯一の接点である「シューズ」は、パフォーマンスの向上と安全確保(ケガ防止)のために、実は最も重要なアイテムかもしれません 。

適切なシューズは、あなたの運動効率を高め、ケガのリスクを減らしてくれます 。逆に、クッション性、安定性、グリップ力などが自分のトレーニング内容に合っていないシューズを選ぶと、効果が半減してしまうどころか、怪我のリスクも高まってしまいます 。

ぜひこの記事を参考にして、ご自身の「ジムで何を一番やりたいか」を明確にし、それにピッタリ合った一足を見つけてください。最適なトレーニング シューズを手に入れることが、ジムでの効果を最大化する第一歩になるはずですよ!

免責事項

この記事で紹介している情報は、一般的な目安です。特定のシューズの機能や価格、適合性について保証するものではありません。シューズ選びで不安がある場合や、痛みなどがある場合は、専門の販売員や医療専門家にご相談ください。

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